Shadowverseを2000時間プレイした人間が紙のTCGを触ってみた話

どうも、松です。

今回はプロセカに関しての記事ではありません。

自分が最近体験して感じたことを書き記す感じになります。

 

私はShadowverseというデジタルカードゲーム(以下DCG)をサービス開始時から遊んでいます。(やらない時期もありましたが)

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ただ2000時間プレイしていますが、大会に出たこともなく、「Ratings for シャドウバース」と呼ばれる競技的な場で対戦するわけでもないカジュアル勢ではあります。

一応強い人の配信を見たり、記事を読んだりはしています。基本6割くらい勝って、上振れたときは50戦の勝率が9割くらいあるので、平均よりは強いのかなとも思っています。

 

好きなデッキは強いデッキです。強いデッキほど択が広がりやすく、使っていて考えることも学ぶことも多いです。

弱いデッキは紙束です。焚火にでも使ったほうがマシです。

あとドローが多いデッキの方が好きになりがちではありますが、例外もあります。

ちなみに過去に使用した中で一番好きなデッキはこれです。「STRロイヤル」というやつですが、たぶん愛好者は多かったです。

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そんな私がデジタルでないトレーディングカードゲーム(TCG)を触る機会がありました。

 

結局プロセカの話じゃないか!

 

私が最近ドはまりしている"プロセカ"がヴァイスシュヴァルツに登場することになり、身内でトライアルデッキを一種類ずつ買おうという話になりました。

私が購入したのはMORE MORE JUMP!のトライアルです。

ついでにブースターも少し買いました。周りの人間は当然のようにボックスで買っていました。なに?

 

これは開封時の私です。

 

それでヴァイスをプレイしてみて、ついでに他の人が持っていたデュエマポケモンカードもやらせてもらいました。

DCGしかやったことのない人間がTCGをやってみて感じたことがいくつかあったので、忘れないうちに記してみようかと思います。

 

TCGの方がいいと思った点

 

・相手と対面してプレイできる。

相手の顔見てプレイできるのはまあ楽しいですね。DCGでもできなくはないですが、基本的に画面を注視することになるので感覚がまた違います。

 

・ゲームの幅を広げやすい。

マスターデュエル(遊戯王のデジタル版)では手札誘発(相手ターンの相手のアクションに合わせて使えるカード)の使用可能場面の度にラグが生じてしまうという問題があります。シャドバやハースストーンはそもそも相手ターンにアクションすることはできませんが、もし相手ターンにアクション可能なギミックができた場合は同じような問題に直面するでしょう。そういう点ではDCGでは追加できない要素をTCGでは追加できるのかと思っています。

(もちろん逆にDCGだからできる要素もあるとは思いますが、TCGのほうが多彩だと感じました。)

 

・プレイヤー独自の遊び方がしやすい

例えば同一カードを本来の制限枚数より多くデッキにいれてみるなど、プレイヤー側の遊び方にも自由度が生まれます。DCGだとゲーム側の方で設計をしないと特殊な遊び方ができないため、そこはTCGのほうが楽しみ方が多そうだと感じました。

(この記事を書いている途中にシャドバのクラス混合ルールの期間限定開催が予告されました。こういうのも紙なら期間限定じゃなく好きにやりやすいですね。)

 

 

DCGの方がいいと思った点

 

・利便性

シャッフルをする手間がなかったり、手札や山札の枚数や墓地の中身のカウントをすぐにできたりと、利便性は圧倒的だと思います。いちいち相手に山札の枚数とか確認するの煩わしくないですか?可能な限り思考以外にリソースを使いたくないと思うので、DCGのほうが嬉しいかなと感じました。

 

・対戦経験が増やしやすい

オンラインマッチングでいつでもすぐに相手が見つかるのがDCGです。くわえて利便性の高さにより一戦当たりの時間も短いため、TCGと比べて短期間で多くの試合をプレイすることが可能です。カードゲームはそもそもドローという運が絡むゲームで、全ての選択をその場の理詰めでするのは人間には不可能だと考えています。そしてより良い選択をするには経験値が不可欠です。その経験を積みやすいのがDCGのいいところかと考えています。またユーザー全体の経験も多くなるので、より環境への知見が溜まっていき、それが共有されることによって、より高度なプレイを私のような一般人でもできるのではないかと考えています。そこを私は評価しています。

 

・カードが揃えやすい

シャドバやデュエプレやマスターデュエルでは、とりあえず最初にもらえるパックを引いて、要らないカードを売って資産にすれば、無課金でもTier1~2のデッキを一つ作ることなら可能です。一方でTCGはそもそも初期投資(カード/スリーブ/ケース等)が必要です。また望みのカードをパックだけで揃えることは難しく、一枚ずつ買っていく必要があります。もちろん手に入れたカードだけでデッキを組むのも一つの楽しみかもしれませんが、私はデッキの中に欠損があると気持ち悪く感じます。そのため投資しなくても完成されたデッキを組むことのできるDCGに良さを感じます。

(一応プロキシを作ることによってTCGでも誰でも完成したデッキで遊ぶことはできますが、まあ大会とか出ようと思うと……)

 

 

以上それぞれのよさについて話してみましたが、はっきり言ってしまうと私はDCGのほうを圧倒的に好きです。利便性が違いすぎますし、やりたいときにやりたいだけ経験を積めるのが本当に助かります。

人によっては他に評価する点があったり、重視する点が違ったりして、どっちが好きかは人それぞれだとは思います。実際私の友人はTCGのほうが圧倒的に好きそうなので。

 

 

 

次に3つのTCG(ポケモンカード/デュエマ/ヴァイス)を触れてみて感じたことを、気に入った順に書いていこうかと思います。

 

ポケモンカード

一番気に入りました。これはTCGでもまだまだやりたいかなと思います。以下感じた点

ドローの多さによるデッキの動きの再現性の高さがよい。

・サイドの取得の際に乱数が絡まないため、リーサルまでの数ターンの動きをドロー以外の不確定情報なしで考えることができる。詰将棋みたいで好き、難しいけど。

サイド落ちはカス

 

デュエルマスターズ(ここ数年の環境)

最初はイマイチでしたが、少し勉強したらだいぶ感じよくなりました。最近はflat-工房さんの動画ばっかり見ています。以下感じた点。

・自分の動きを最大限押し付けたほうが勝ちのゲームと感じた。個人的にはここはイマイチ。

・自分も相手もシールドに何が埋まっているかによってゲームの展開が大きく変わる。(これはデュエマの特色ではありますが、始めたての時にあれで逆転されたときはちょっともにょりました。ただギリギリ一般人の頭で制御できるラインかなとも思えてきたので今はそこまで気になりません)

 

ヴァイスシュバルツ

自分で唯一買ったカードですが、一番いまいちでした。大局観で択を選ぶ必要がありそうなのに、それが育てにくそうなのが気になります。以下感じた点。

オタクコンテンツのキャラクターを使って戦えるのは嬉しい。

・打点が何点になるか、それが通るかすら乱数なのは詰めを考えるときに不確定要素が入りすぎて気持ち悪い

・上二つに比べるとプレイヤーが活発じゃない(知識を貯める場が少ない)。

 

これを読んでいただけるとわかるのですが、私は偏差をできる限り減らして戦いたいと考えています。そりゃこの順番になりますよね。

 

 

 

最後に

結局TCGには大してハマらずに終わりそうで、自分でも少し残念でした。自分はDCG畑の人間らしいです。

それはそうと体験できたのはよかったです。ヴァイス勧めてくれたり他のゲームのカード貸してくれたりした友人達には感謝

また、この経験によって変わったことがあります。

 

2日前にデュエルマスターズ・プレイス(デュエプレ)をはじめました。

有識者の先輩に指南していただき、現在初心者帯を爆走しています。デュエプレの環境は現代デュエマよりは大味なゲームじゃなく、特に今使っているリースNEXというデッキはリソースを繋げながらテンポを取る感じが肌に合っていて、非常に気に入っています。しばらくはこれをやっていこうかなと思います。

 

以上です。新しいゲームに触れてみると気づくことは多いので、みなさんもいろいろやってみましょう。